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2016年5月25日 (水)

ゴトビ~大榎~田坂~小林  清水エスパルスの激動  J2中位

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現在、J2リーグでなかなか勝てず、中位に沈む清水エスパルス。

自動昇格とは大きな勝ち点差となっていき

プレーオフ圏も遠退く。

十数試合をこなして、いまだホームで一勝のみ。

この困難を打ち破ることはできるのか。

なぜ清水エスパルスはJ2リーグで勝てないのか?

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現在はJ2リーグで中位だが

ゴトビ監督時代はJ1リーグで中位だった。

カテゴリーが変わっても真ん中ぐらいが似合っているのか。

J2リーグに適応して、J1リーグ時代と同じように中位になる。

それはそれでJ2チームとして馴染んでいけるが

今後負けが嵩むと、J3降格となる。

このJ3降格を防ぐのが最優先事項となる。

ヴェルディに負けるというのはJ3降格を意味する。

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懐かしのJ1リーグ。

ゴトビ監督時代の3シーズン。

2011年、10位。

2012年、9位。ナビスコカップ準優勝。

2013年、9位。

カップ戦のファイナルで敗れるシルバーコレクターぶりは相変わらずで

リーグ優勝どころかACL圏も遠い、中位の順位に納得できない人も多かったろう。

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ゴトビ監督で4年目。

2014年の17節、ちょうど年間の半分の試合を消化したあとだった。

12位という順位に沈む清水エスパルス。

ゴトビ監督は解任された。

12位とはいえ、降格順位が迫っていたのも事実。

とはいえ、つねに降格順位には落ちないよう、ぎりぎりで中位を保っていたのも事実。

だがゴトビ監督への不満は、選手、サポーター、地元マスコミ、OB達に大きくなり

ついにクラブはゴトビ監督の解任に踏み切った。

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解任理由はリーグ12位という順位ではなく

選手達に暴言を吐いたというものだった。

ゴトビ監督は選手達に、自分をクビにするためにわざと負けているのかと迫ったそうだ。

クラブの調査に対し、複数の選手がその事実を答え、クラブは問題視した。

これが氷山の一角なのか、それともたまたま出た発言なのか。

真意はわからないが

クラブが選手達に監督の素行調査を実行し

その結果、素行不良と判断して解任するという、珍しい解任パターンとなった。

つまり選手達が監督をクビにした。

ゴトビ監督の口から洩れた言葉が、現実化したわけだ。

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まあただ、任せて4年目、カップ戦のタイトルもとれず

リーグを半分終えて12位。

清水を取り巻くマスコミやOB達、サポーター達も限界だったのだろう。

三年間も任せたが、10位、9位、9位の年間順位。

カップ戦のファイナルはやはり敗れた。

そして現在、12位。

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シーズンの残り半分を任せたくなかった。

そこでお喋りなアメリカ人気質があるゴトビ監督の

言葉尻をとる形で、一定の勢力が監督を解任に追い込んだ。

これ自体、クラブを大切に思っての行為だし

エゴはあるかもしれないが、命懸けの行動だ。

今しかない、と我慢ならなかった一定の勢力がクーデターを起こし

選手の意見で監督を降ろした。

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よくよく考えても、サッカーの歴史、Jリーグの歴史を通して

珍しい監督解任劇だった。

クラブ社長が選手達に事情聴取をして、監督の暴言を確認し、解任。

その監督が日本語を喋れない、通訳を通して選手と接する人間だけに、さらに珍しい。

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そして2014年の18節からは、クラブ初期の英雄である大榎氏が監督に就いた。

この2014年シーズンの残り半分、17試合に対する評価が

その後の清水エスパルスの明暗を分けることになる。

大榎監督が率いたチームはゴトビ時代より結果が悪くなり

一時は降格圏に沈むこととなる。

だが最後の最後でぎりぎり15位でJ1残留を決めた。

16位のJ2降格チームとは紙一重だった。

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このJ1残留劇に対し、地元からは温かい声が上がり

感動した、よく頑張った、と盛り上がりを見せた。

ただスカパーのJリーグ番組の評者達からは

ゴトビ時代の貯金でぎりぎり残留しただけだし

大榎監督は解任されるべきだという意見も見られた。

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だが物事は理屈ではない。

大榎監督は清水エスパルスをJ1残留させた英雄となった。

本来、ゴトビ監督時代はタイトルに遠いからという理由で不満がくすぶったはずだが

一転して、J1残留最高、というムードに清水を取り巻く人々は興奮した。

大榎監督をみんなで支えていこう、一緒に戦っていこう、

そんな一致団結が見られた。

ゴトビ監督時代にばらばらになった気持ちが一つにまとまった。

地元マスコミはしきりにそう説いた。

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実際に誰もが良い気分だったのは事実だ。

中位でくすぶっているより

J2降格の危機に瀕して、そこをぎりぎりで逃れる感動。

これは興行としてとらえると大成功だ。

ゴトビ時代の中位くすぶりは感動もなければ満足もない。

大榎監督が生み出したJ2降格危機、これは感動と満足を万人に与えた。

興行師としてとらえたとき、このシーズンの大榎氏は優秀だった。

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また、かつて長谷川健太監督の初年度、

同様に15位でぎりぎりJ1残留し、そこから翌年、快進撃が続いた事実もあった。

それと大榎監督を比べて

これは健太と同じように翌年は快進撃するはずだという妄想を引き起こした。

この妄想は清水エスパルスに携わる人間達に共有され

翌シーズンが始まるまで誰もが幸せだったはずだ。

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一つ大きな相違点がある。

長谷川健太監督は丸一年、シーズンを最初から最後まで指揮して15位だったのだが

大榎監督はシーズンの後半を指揮しただけであり

ゴトビ時代の貯金のおかげで15位だった点だ。

指揮した後半だけの勝ち点を試しに二倍すると、J2降格している計算となる。

だがそんな相違点は誰もが見ないフリをした。

くすぶって不満だらけだったゴトビ時代、

それを打ち破るJ1残留劇だった。

大榎監督は確実に感動と満足を与えた。

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そして2015年、大榎監督はシーズン開始前に万全の準備をした。

クラブはレジェンドOBである大榎監督を応援するため

強化費を億単位で増やし、ウタカなど外国人選手を補強した。

金がないから、赤字だとクラブライセンスがとれないからと

じり貧の予算だったゴトビ時代とは大違い。

さすがレジェンドOB監督、大金を筆頭スポンサーから引き出した。

これは純粋に大榎氏の実力である。

金はいくらでも引き出せた方がいい。

ゴトビ氏にはなかった力だ。

シーズン開始前の戦いにおいて、大榎氏は勝っていた。

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いざ2015年シーズンが開幕。

このシーズン、15位以上のJ1残留圏にいたのは

1節から5節までだけだった。

清水エスパルスは6節で16位という降格順位に落ちた。

その後、シーズン最後の試合である34節まで

清水エスパルスは一度もJ1残留圏に這い上がれず、16位以下のJ2降格圏に沈み続けた。

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12節は最後の16位となった。

13節から最後の34節までの間、清水エスパルスは17位以下に沈み続けた。

それからは最下位と17位を彷徨う日々。

ぎりぎり降格という16位にいることすらできず

17位以下でシーズンの3分の2を居続けたのは

残留争いに絡めなかったことを意味する。

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クラブはしきりに最後に連勝すれば残留できると誤魔化したが

16位にすらなれない現実は、多くの人間をしらけさせた。

延々と17位以下のシーズン。

13節以降、一度として16位に上がれなかったのは痛かった。

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この年よりJ1リーグは2ステージ制となったが

1ステージが終わって最下位フィニッシュ。

2ステージが始まってしばらく経ち、年間の65%の試合を消化した22節だった。

大榎監督が自発的に辞任するという発表がされた。

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解任ではない。

ゴトビ監督の解任劇も選手の事情聴取という珍しいものだったが

大榎監督の去り際も珍しい形となった。

自分から辞めた。

実質的に辞めさせたのだとする意見も多いが

形式としては自発的な辞任であり、クラブ側の解任・更迭ではない。

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残り試合、ヘッドコーチだった田坂氏が監督に就いた。

だが残留争いに挑戦できる16位は一向に見えず、

シーズン終盤も最下位が続いた。

最後の最後で山形に勝ち、ぎりぎりで最下位を逃れ、年間17位フィニッシュしたのは

清水エスパルスの意地だった。

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遠すぎたJ1残留の15位。

13節から最後の34節までつねに17位以下。

クラブ史上初のJ2降格。

そして初のJ2リーグ参加。

オリジナル10なので下部リーグを知らないのだ。

これより落ちるところはないと悲惨に暮れた2015年だった。

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ところが2016年、十数試合を終えてJ2で10位。

到底J1に上がれそうにない。

さらなる難しい局面を迎えている。

J2には1,2位の自動昇格だけでなく、3~6位のプレーオフがあるので

まだまだあきらめるべきではない。

最後の最後まで昇格を狙い、チャンスをつかみとる。

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だがその気合は選手達にあるか。

その点で疑問を感じるヴェルディ戦の敗北となった。

ヴェルディに負けるのはJ3降格を意味する。

J2で一桁順位を勝ち取る。

まずはそこから。

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