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2016年6月 9日 (木)

大前元紀  肺挫傷 左第5・6・7・8肋骨骨折  長期離脱へ

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まったく身動きとれずに担架で運び出された大前。

救急車で搬送されたが結果は重傷だった。

交通事故に遭い、道路でダンプに轢かれて負ったような怪我だ。

肺を守るあばら骨、肋骨が四本折れ

折れた骨が突き刺さったのだろう、肺挫傷となった。

これはひどい。

ここまで致命的な重傷はこれまで実際に見たことがない。

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肋骨の骨折自体は時間が治癒してくれる。

折れたものは再び繋がるだろう。

だが肺挫傷は深刻だ。

心肺機能が命のサッカー選手だけに

復帰できたとしても、これまで同様の能力を発揮するのが難しくなる。

内蔵自体が損傷する怪我は

足や腕の骨や筋肉と違い、生命そのものにかかわってくる。

一般人が交通事故から復帰して、日常生活を送ることはできても

プロのサッカー選手がどこまで能力を回復できるかはわからない。

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いま大前は激痛のなか生きているだろう。

私も事故で肋骨を三本折った経験はあるが

そのときは肋骨がクッションとなり割れただけであり、内臓に損傷はなかった。

肋骨を折ると本当に痛い。

普通、骨折するとその部位を完全に固定して治癒することになる。

だが人間は肺で呼吸して生きているので、肋骨を固定することはできない。

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肋骨があのような隙間だらけの輪構造なのは

肺が膨らみ萎む動きに骨が対応するためだ。

肋骨を折ると呼吸するたびに激痛がやってくる。

ろくに眠ることもできず、24時間ずっとそうだ。

骨折した箇所すべてを呼吸するたびに傷め続け

咳でも出れば大の大人が涙を流す。

いかに咳やくしゃみを出さないかとの格闘だった。

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加えて今回の大前の場合は

折れた肋骨が肺に突き刺さり、肺を傷めている。

肋骨骨折自体は一ヶ月で痛みの峠を越せると思う。

かつてジェジンが骨折したままプレーしたのは、内臓に損傷がなかったためだ。

だが大前は肺がやられた。

サッカーをやっていて肺を挫傷させられるとはひどい。

これは人生を潰される行為だ。

いくらラフプレーとはいえ、ここまでやるか。

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スタジアムにいたときは具体的な接触についてわからなかった。

帰宅後に見返すに、これは悪質だ。

空中でボールを競り合うこと自体はよくあるシーンだ。

だが井上が膝を立てて大前に飛びかかるのは暴力だ。

正面衝突だったら大前も受け身をとれたが

大前は背中を向けていて、大前にとって死角である真後ろから

井上は飛び膝蹴りを食らわせた。

膝蹴りなしでぶつかっていればいいが、膝蹴りありきなプレーは問題だ。

これがすべてを狂わした。

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大前は死角からの膝蹴りを受け、受け身をとることもできず転落。

背後からでなければ自然と受け身をとれただろうが

ここで背中で防御できず仰向けに倒れたのも運の尽きだった。

遅れて転落した井上は大前の無防備な体に強烈な肘鉄、エルボーを加えた。

このシーン自体は井上の悪意だったのか過失だったのか、見極めは難しい。

これにより大前の肋骨が四本折れて、肺まで挫傷した。

このシーン自体を責めることはできないが

その前の段階で飛び膝蹴りさえしていなかったらと悔やまれる。

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大前が実際に損傷を受けたこのシーンに限っていえば

井上の悪意は他者が認め辛い。

手の平から落ちてくれれば良かったものの、格闘家のような見事なエルボーが

無防備な大前の脇腹に突き刺さった。

これは井上が肩や腕を怪我しないための受け身であり

大前がその分の衝撃をすべて吸収し、破滅した。

大前の人生を潰したかもしれない、高所からの肘鉄だった。

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井上裕大という選手はこうして生きてきたし、これからもこうして生きていくだろう。

ぎりぎりの生活でサッカーを続ける猛者が屯するJ2リーグ。

本当のJ2を清水エスパルスは味わったわけだ。

そんな町田ゼルビアは清水よりずっと上位を走り続ける。

これからも井上のような選手が何度も清水に牙を剥いて襲いかかるだろう。

戦意が間違った方向に進んでいて、相手を怪我させることが念頭にある。

町田という戦闘集団。

かつて日韓W杯のときの韓国代表を思わせる横暴ぶり。

それがJ2だ。

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この猛者達の戦いを征さないとJ1昇格はない。

大前の回復は肺挫傷の程度次第だ。

今は呼吸するたび地獄を見て、簡単な身動きをとることすら激痛だろう。

休むことができない肋骨の骨折。

激痛が続いているだろう大前元紀に対し、回復を祈る。

J2得点王の大前が清水から消え、今後の戦いは険しくなるが、それでも続く。

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