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2016年9月19日 (月)

清水エスパルス 2-1 水戸ホーリーホック  IAI日本平

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得点 山村 松原 ビョン

J2落ちしたとき、もっと危惧したこと。

それは興業として内容が低くなる点だった。

これまで地元のコンサートホールには紅白出場歌手ばかり来ていたのが

売れない演歌歌手ばかりになったら、座席は埋まるだろうか。

それと同じように、IAI日本平に昨年は浦和レッズやガンバ大阪など

一流のクラブばかりが対戦に来ていた。

それが今年は、見知らぬクラブばかりが来る。

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確かにJ2のレベルは高い。

J1の各クラブに数人存在するような飛び抜けた選手がいないだけで

ほとんどJ1と同じではないかと驚く。

だがクラブ自体の人気度からして、IAI日本平の席は埋まらない。

そんな状況が明白になった水戸戦でもある。

Jリーグマニアは水戸ちゃんと呼んで彼らを歓迎するが

一般の静岡市民にとって厳しい興業内容だ。

三連休の真ん中での開催だが、空席の多さが目立つIAI日本平。

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秋ということでナイトゲームが終わり

昼間のキックオフ。

日曜日開催のJ2は遠方サポーターやアウェイサポーターにとって

スタジアムに行くのが大変だ。

ナイトゲームのシーズンが終わって、それが緩和された試合であるが

空席が目立つIAI日本平。

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清水エスパルスのスタメンは前節と変わらず。

GKは三十代のベテランにして、ようやく出場機会が巡ってきて植草。

センターバックにベテランの角田と韓国人のビョン。

サイドバックは左に期待の若手である松原、

右に役者の六平直政を父に持つ六平。

ボランチは怪我が心配された河井がそのまま入り、加えて竹内。

攻撃陣は右にベテランのユース出身である枝村、左に白崎。

ツートップはチョンテセとコンビを組むのが、低身長の仕事人である金子。

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ベンチには前節復帰を果たした大前。

今節からはスタメン復帰もありえるかと思ったが、まだベンチスタートだ。

そして本田もベンチ入り。

ベンチ外としては、そろそろ川口の復帰が望まれるし

GK西部については、もう難しいのかもしれないと思えてしまう。

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水戸ホーリーホック。

ボランチには元清水の兵働。

兵働、清水の光、おおおおお、兵働、兵働。

あの大量離脱から回復できないままJ2に落ちた清水。

過去の豊かだった時代を思い出しても仕方ない。

今の大切な一戦を命がけで。

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選手入場では配布されたオレンジボードが全客席で掲げられる。

だが穴あきすぎて、ノイズの入ったドッド絵のようになっている。

彼らに歓喜がありますように。

オレンジの力。

GK植草はガムを噛んでいる。

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水戸は白ユニフォームだが、肩がピンク色だ。

アウェイユニとはいえ、ピンクをあえて使うのはどんな意図だろう。

ピンクといえばセレッソ大阪のイメージが強いが

セレッソへのリスペクトだろうか。

燃えるオレンジ、世界地図ユニフォームの清水エスパルスが戦意を見せるぞ。

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キックオフ。

兵働のキックで始まった。

ロコロコが清水ゴール裏で歌われる。

相変わらずテレビでも見やすいIAI日本平。

近距離高所の中央から撮って歪んだピッチは

手にとるように内容わかる。

遠くから均一に撮る陸上競技場では

よほどフットボールに経験が深い者でなくては、情報が読み取れない。

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曇りだったが天候だが、小雨が降り始めたようだ。

オーレーオーレーオレオレとグリコが歌われる。

難しいボールでもテセなら上手く繋げてくれる。

テセをいかにのせるか。

アウェイのケーズデンキ陸上での試合のように

なんとなくドローになってしまうのではいけない。

兵働のクロスに対してGK植草は対応できず。

だがボールはゴール枠を外れた。

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GK植草と水戸選手が一対一になったが

GK植草が丁寧にボールをキャッチ。

このあたり、杉山だったらどうだろうかと思わざるを得ない。

技術でなくメンタルの問題でしかない。

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右サイドから六平が自分が仕掛け

ボールはゴール前に入らなかったが、コーナーキックを獲得。

そのボールの流れはビョンがクロスを上げることで終わり、すっぽ抜けた。

このビョンのクウォリティが上がる可能性はあるか。

犬飼は復帰できず、弦太もベンチで苦い感じ。

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フォッサエスパルスの軽快なサンバが打ち鳴らされる。

竹内のクロスにテセが合わせ、ヘディングシュート。

だがボールは枠をとらえず。

苦笑いのテセ。

スピードの速い展開だった。

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枝村はスランディングでボールカットした際、

相手選手によって傷められたか。

倒れる選手に太ももを踏まれたときだろう。

足を引きずって最前線でうろついている。

そしてついにピッチに座りこんだ。

まだ前半も半分終わってないが、枝村が担架で運ばれ、村田が入った。

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枝村がこのまま離脱となると厳しい。

こうしたことがつねに起こってくる。

歩けずに担架にのってアウト。

怪我をしないことがプロにとって最も大切なことだ。

J2は相手プレイヤーへの敬意なく、潰しがあるのも事実。

だがそれは世界水準のフットボールでもある。

J1が過保護なのだ。

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村田が入って攻撃の流動感がなくなってきた。

だが一発決まればいい。

村田の魅力は別にある。

バランスをとる枝村と比べ、ごりごり無骨に試合を展開する村田だ。

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兵働はユニが白だが、インナーシャツが真っ青で

汗まみれになるにつれ、徐々に本来の青みがかってきた。

セットプレーのキッカーはすべて兵働。

水戸の大将だ。

これを粉々に打ち壊す。

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枝村を負傷させた水戸選手を、今度はテセが傷めつける結果に。

ファウルを受けたものの、この強さだよな。

テセの一流ぶり。

何人に囲まれようがボールを失わない。

ホームの二階ゴール裏も両サイドが埋まらないIAI日本平。

そんな試合でも集まった情熱ある人々。

私は情熱もへったりもなく、後ろ向きに生きます。

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前半終了。スコアレス。

これではケーズデンキ陸上の二の舞。

後半を迎え、チョンテセコールが巻き起こる。

後半キックオフ。

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バックスタンドの端は余り人がおらず

最前列付近で子供たちが遊んでいる。

こうしたJ2化を受け入れず

J1昇格して歓喜に沸くIAI日本平を回復させたい。

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スコアレスのじれったい試合のなか60分が経過。

ここで土砂降りが降ってきた。

慌ててポンチョを着始める観客。

一階ゴール裏の人たちだけは安楽なまま。

日本で一番雨に強い客席。

目に見えるレベルで雨が降っている。

ずぶ濡れの選手たち。

この土砂降りが試合内容に刺激を与えるか。

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残り25分、金子が下がって大前が入った。

だが逆に水戸の攻撃が続く。

濡れた滑りやすいピッチ。

グラウンダーの速いクロスが入り、そこへ後方からスライディングシュート。

ボールはゴールネットに突き刺さる。

水戸が先制ゴール。

清水0-1水戸。

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雨降るなか、追いつきたい。

攻め急ぐものの最後までボールが繋がらない。

ポンチョ効果で客席は先ほどより埋まっているように見える。

セットプレーは大前が蹴るようになった。

攻め続けるものの、ペナルティエリア内までボールを運べない。

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大前が倒されてフリーキック。

なかなか良い距離だ。

大前の蹴ったボールはビョンがヘディングするも、枠を外れた。

ビニール袋が風に舞ってピッチに入ってきた。

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残り10分。

ボランチの竹内が去り、高身長FWの長谷川が入った。

どうしても点を獲りたい。

白崎がGKと一対一でシュートを放つもGKに弾かれた。

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選手が足を滑らせるシーンが多い。

村田は得意のドリブルが上手くいかない。

テセはゴール前で高く飛び上がりたいが

水戸の選手がファウルすれすれでテセに体重をのせて抑えてくる。

攻撃も守備も空中戦が得意というデータ通りなプレーが続く水戸。

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残り5分。

水戸選手が倒れるも、なかなか出ていかない。

大前のコーナーキック。

低めのキックがゴール前に入る。

ピンボールのようにゴール前でボールが動き続ける。

ボールに背を向けていた松原のかかとにボールが当たった。

そのボールはゴールネットに突き刺さる。

ゴール!

清水1-1水戸。

同点に追いついた。

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松原は完全に背後、視野のないところからボールが来て

どのように自分がゴールを決めたのか、まったくわからないだろう。

だが最後にボールに触れたのは松原。

背中を向けて顔さえ向けず、ゴール前に立っていた松原のかかとにボールが当たり

それがゴールネットに吸いこまれるシュートとなった。

同点。

この時間帯から清水の強さが始まる。

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90分が過ぎてアディショナルタイム4分へ突入。

村田のクロスから長谷川のヘディングシュート。

だが枠をとらえられず。

昇格を目指して攻め急ぐ。

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残り1分。

角田のクロスからチョンテセのバイシクル。

だが宇宙開発に。

枠に収まらないシュートが多い試合だ。

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アディショナルタイム4分が終わって

アディショナルタイムのアディショナルタイム。

大前がコーナーキックに向かう。

ラストプレー。

清水の負けはなくなった。

だがどうしても勝ちたい。

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大前のキックしたボールはペナルティエリアの右側に届いた。

そこにいたセンターバックのビョンがヘディングシュート。

ゴール!

清水2-1水戸。

驚異の逆転劇。

ビョンに選手達が押しかける。

センターバックの相方である角田が強く抱きしめる。

ついにGKの植草まで駆け寄っていた。

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試合終了。

2-1で清水エスパルスの勝利。

こうした試合ができるのも、フクアリの逆転劇があったおかげだろう。

誰も気持ちが切れていない。

勝利を最後の最後まであきらめない。

その思いはさらに強固になった。

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水戸に勝てた。

空中戦の強い水戸に対し、

やや低めの正確なボールを送った大前のクウォリティ。

そして飛び込んだビョンの強さ。

テセが空中戦をやらせてもらえず、非常に苦い90分だった。

そこを打開したのは、最後まで途切れない戦意だ。

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J1昇格が叶うなら、こうしたぎりぎりの連続だろう。

楽に上がれることはない。

清水エスパルスは最後まであきらめない実績を積み重ねていく。

フクアリの勝利が偶然ではなく、これを繰り返していける。

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ヒーローインタビューはビョン。

90分のうち、ほとんどが水戸の時間帯だったと思う。

だが勝てる。

屈強な高身長選手が溢れる、空中戦を得意とする水戸。

清水は二発とも低めのコーナーキックが実を結んだ。

セットプレーが得意になってきた。

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今シーズン初のリーグ三連勝。

おかげで4位に上がれました。

4位なら辿り着けるはずだと誰もが口を揃えた順位。

残り10試合、しっかり位置につけた。

自動昇格圏の2位松本と勝ち点差4。

そして次節はその松本とアウェイでの直接対決。

一気に差を縮めるチャンス。

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今節は他の上位チームが群馬や熊本という絶不調なチームと対戦しているので

勝っても差は縮まらないだろうと思っていた。

だが意外にも群馬や熊本が頑張ってくれ、清水は4位に上がれた。

個々のチームの差は小さい。

だが清水は懸命に戦い続けた先で

スペシャルな選手が個の能力を発揮するチャンスに恵まれる。

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悩ましいのは木曜日の祝日に天皇杯の三回戦があること。

松本はしっかり敗れていて、一週間の空きのあと

万全の準備でアルウィンに清水を迎える。

だが清水は天皇杯を挟んで中二日で松本戦だ。

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対戦相手の大分トリニータもつらい。

J3で現在3位につけていて、なんとしてもJ2に昇格したいところ。

J2自動昇格は1位のみ、2位が入替戦、3位ではJ3残留となる。

彼らも天皇杯後の中二日で大事なリーグ戦を控えている。

甲府の土地での戦いとなるが

これはもう、どちらのチームもベンチ外メンバーでやればいいのではないか。

J1昇格したい清水とJ2昇格したい大分。

その2チームが天皇杯に出せるベストメンバーとして間違っていない。

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中途半端にリーグ戦のメンバーやベンチを連れていってほしくない。

オールベンチ外で小瀬に向かってほしい。

そして大分トリニータに絶対勝つ。

J3で注目が低いぶん

大分トリニータの方が完全なるベンチ外メンバーを組んでくる可能性が高い。

清水は天皇杯も勝ち進みたいという欲があるが、大分は正直ないだろう。

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そして全力で勝ちたい松本との天王山。

地下構造のアルウィンは緑のサポーターで埋めつくされるだろう。

残り10試合。

まだまだ先が長いとはいえ、この松本戦の存在は大きい。

楽な試合はないが、最後まであきらめない、そして勝つ清水を。

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松本戦、セレッソ大阪戦と続く。

この二試合に勝てたら、一気に昇格へ近づく。

だが両方ともアウェイであり、タフな試合を強いられる。

残り10試合。

ホーム開催4試合、アウェイ開催6試合。

このまま勝ち続けたいです。

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天皇杯3回戦に勝つと、4回戦がさらにリーグ終盤の修羅場に入ってくる。

泣けてくる日程だ。

完全なる選手の入替を3回戦から実現すべき。

松本戦の敗因で、選手が疲れていたからと言い訳してはいけない。

そんな選手はゼロにしてほしい。

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画像はいろはさん。

土砂降りのなかIAI日本平にお越しのみなさん、お疲れさまでした。

勝利が続く。

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