お笑い

2017年2月28日 (火)

R-1ぐらんぷり2017  優勝はアキラ100%

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ピン芸人日本一を決めるR1ぐらんぷり。

まずはAブロック。

トップはレイザーラモンRG。

キャラクター漫談。

トランプ大統領に扮するRG。

英語漫談で通したのは珍しい。

静岡県民はのぞみが止まらないのでテロリストになるそうな。

そのぐらい言ってもいい世の中でありたいものだ。

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横澤夏子。

子供を二人乗せた自転車を運転する母親を演じるコント。

二人や三人のコントだと、その人数だけが存在するシチュエーションを作れるが

ピン芸人だと大勢の登場人物が存在するシチュエーションとなる場合があり

それを演じるハードルは高い。

横澤の芝居には的確さはあるが、一つ一つのリアクションに演技の情報量が少なく、

どれも同じような印象しか残らず、だらだらと流れてしまい、台本負けしている。

これを演じきるのは相当難しい。

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三浦マイルド。

フリップ芸。

二つのシチュエーションで両方通用する言葉。

面白いのだが芸人として評することができるのか。

放送作家が表舞台に立ってるだけ、となってしまうとつまらない。

もっともっと本人が魅力を発揮できるものだ。

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復活枠からサンシャイン池崎。

となりのトトロを一分で演じる。

一人何役も演じ続ける。これは演じるに楽。

すべての箇所を自分の持ちネタ、持ちギャグで落としていく。

リアクション爆発。裏切らないパワー。

自己紹介ネタを超えるものは未だ作れず。

だが自己紹介ネタの派生ですべてを乗り切っている。

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Aブロックが全員終わった。

面白く技量もあったのはレイザーラモンRG。

技量が不足というか、ハードルの高いものに挑戦しすぎているのが横澤。

あらゆる点において私には魅力を感じられない三浦。

自宅で笑い続けてしまった池崎。

実のところ池崎以外はまったく笑ってない。

もし自分が立場のある人間ならRGを推すけど、ただ面白かったのは池崎。

池崎かな。

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審査結果の発表。

サンシャイン池崎が視聴者票の後押しを受けて勝ち抜き。

審査員の票は意外と三浦マイルドが高かったな。

堀内健はピン芸に限界を感じ、フローレンスでコンビになり

それでも間に合わずネプチューンでトリオになった。

堀内健がもしピン芸人のままだったら。

そんな未来を見させてくれるようなサンシャイン池崎だ。

それにしても落ちたとはいえ、三浦マイルドは点が高かった。

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Bブロック。

トップはゆりやんレトリィバァ。

ゆるやかな音楽に合わせて踊りながら、一言ネタ。

ピン芸人のやり口の王道たる一言ネタ。

演じるハードルは低く、キャラクターの味付けでもっていく。

静かに終わった。

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石出奈々子。

ジブリのヒロインが大阪観光に行き、観察ネタを発していく。

サンシャイン池崎のジブリネタが馬鹿笑いできるのに対し

石出に対して笑えるかどうかは難しいところ。

ただスタジオでは観客も審査員も爆笑だった。

劇場で笑えるものも、お茶の間でテレビだと引いてしまう、そんな差だろうか。

スタジオでのウケ具合を見る限り、この芸人が行くのかもしれない。

ただ、テレビで見る状況だと、ついていけなかった。

自分もその場にいたら大笑いしてると思う。

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ルシファー吉岡。

先生コント。社会の授業。オーソドックスな手口。

横澤が演じきれなかったのに対し、ルシファーは演じきれている。

一つ一つのチョイスに無理がなく

汲み取ってやる必要がなく、すべてがダイレクトに伝わる。

大きな笑いではないが、漫才ならサンドウィッチマンに近いような

無理のない自然な笑いを提供している。

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復活枠から紺野ぶるま。

占い師。

女性芸人ならではの言葉のセンスがあっていい。

女子アナに対し、ぶち殺すぞの一言で終わる潔さ。

これはもっともっと洗練していけば

女性にしかできないピン芸の世界を構築できる。

久しぶりに可能性の塊を発見した。

コンビであれ、トリオであれ、これだけ女性ならではのセンスで魅せる人はいない。

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ですが、現時点ではルシファーが一番良かった。

可能性でいえばぶるま。

ルシファーかな。

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だがお茶の間投票ではルシファーとぶるまが少なかった。

審査員表は石出が圧倒。

あれだけスタジオが爆笑に沸いたからね。

だがあんまりついていけなかった。

スタジオは石出寄りにできあがってきた。

石出は30代で浅井企画なのか。

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Cブロック。

ブルゾンちえみ。

もっとも大きな勢いを感じる人物。

だがいつも一緒の子分達がいない。そこがどう出るか。

キャリアウーマンで音楽に合わせて漫談。

普段ほどはパンチが強くなかった。

やはり子分達の存在なしではパワーが弱い。

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マツモトクラブ。

事前に取った音声をかける。

音声で出演する人間との掛け合い。

自分の心の声も音声で発される。

雪の降った日のプラットホーム。

正直弱かった。なぜこのネタなのか。この芸人はここで限界を迎え終わるのか。

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アキラ100%。

裸一貫で股間をお盆で隠す芸。

扇風機を使った芸など、あまりできていないのが笑いだ。

どれもこれも上手くない。

そこが笑いになっている。

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復活枠はおいでやす小田。

恋人とレストランで話す男。

なんでも本気で思う恋人につっこみ続ける。

このスタイルでやるのが良いことなのか悩む。

面白さの塊があるとして、この表現方法がそれを発揮するベストなのか。

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Cブロックはアキラ100%だな。

問答無用でアキラ100%。

他の選択肢を思いつけない。

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ブルゾンちえみが視聴者票で首位。

アキラ100%は二位。

だが審査員の票を集め、アキラ100%が勝ち抜け。

ブルゾンちえみはネタが飛んだそうで泣き続け

これは良くないな。

もっと鉄壁なる女であってほしかった。

キャリアのなさが露呈した。

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だがこのキャリアの無さが人気爆発にとって神風となることも多い。

普段トリオで演じているのにピンだけで舞台に立つのは難しかったろう。

ときどき言葉が出ずに失敗していた。

そこを堂々と乗りきるキャリアが、売れるのには足かせとなることも多い。

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ファイナルステージ。

Aブロック勝者のサンシャイン池崎。

大きな斧を持った男のあるあるネタと称して、全然あるあるでないことを一人芝居。

ゲップをするわ、息を切らすわ、破天荒。

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Bブロック勝者、石手奈々子。

ジブリのヒロインがテレビショッピングをやったら。

ネタ全体として単調になりがち。

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Cブロック勝者、アキラ100%。

相変わらずの全裸で股間隠し芸。

蝶ネクタイがいるかどうかは悩ましい。

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三人全員が二本目の方がパワーダウンだった。

この手のコンペティションで仕方ないこと。

まずはグループリーグを勝ち抜かなくては始まらない。

池崎かアキラか。

どちらもオンリーワンの存在だ。

どちらが優勝しても納得。

個人的には爆発できたサンシャイン池崎を推したい。

アキラ100%はマイクのガムテと蝶ネクタイがしっくりこなかった。

アキラのスリルか、池崎の爆発か。

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お茶の間投票はアキラ100%。

審査員票はアキラ100%に集中。

圧倒的な優勝だった。

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まあ、いつ出てもこの人は優勝できただろう。

これまでなかなか決勝に出られなかったのは、生放送の壁や倫理的な問題か。

出たらもう優勝しかない。

そんなアキラ100%だった。

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アキラ100%がこの先、どう活躍していけるか。

このまま様々な番組には出られない。

服を着てしまえば価値がない。

イベント営業で稼ぎつつ、ネタ番組だけに出続けるというライフスタイルかもしれない。

R-1ぐらんぷりはアキラ100%の優勝で幕。

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2016年12月20日 (火)

THE MANZAI 2016

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クラブワールドカップと放送時刻が被ったザマンザイ。

録画を見たが、今年はきゃいーんが良かった。

去年は全然な内容だが

今年は全盛期のヒットネタ、小学六年生の買い方を彷彿させるような勢いだった。

小学六年生自体がもう廃刊してるし時代だ。

テレビや車を持たない若者という漫才だった。

あの馬鹿らしいボケはウドさんでこそ生きる。

千鳥の粘っこいやり取りは生で見たいもの。

爆笑問題は芸能ネタすぎて、ついていけなかった。

政治ネタならまだついていけるが、最近の芸能人は詳しくない。

上手いのに残念だな。

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タイムマシーン3号はM1にキャリアオーバーで出られないそうで。

デブと食い物で攻めていく。

またM1の敗者復活でもあと一歩だったミキ。大阪ならではのしゃべくり。

小劇場で見たらどんな迫力だろうと気になるコンビ。

銀シャリのような節度ある漫才が売れたあとは

ミキのような刺激が欲しくなる。

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2016年12月 5日 (月)

M1グランプリ  銀シャリ優勝

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今年のファイナルラウンドは、突拍子もないコンビが残らず

三組とも地道に作りこんだ漫才をするコンビが残った。

スーパーマラドーナは時代劇の斬られる場面を用い

古典的な漫才手法に自分達の色をのせてきた。

ダウンタウン以降、仲良しのお笑いコンビばかりが増えるなか

コワモテと貧弱のコンビは希少価値があり、伝統芸能を感じた。

和牛は今回のM1で一番笑わせてもらった。

カップルのドライブネタ、カップルの花火大会ネタ、どちらもツッコミに女の子役を演じさせ

そのバランスや度合いが程よく、手放しで大笑いさせてもらった。

銀シャリはドレミの歌のネタが、よく漫才で使われる素材なのに最高に面白く

定番をよくここまで跳ねさせたなと感嘆した。

ファイナルラウンドの薀蓄ネタは、作りこみと力量を感じさせるものの

正直余り面白くはなかった。

だがどのコンビをM1王者に推すかとなれば、銀シャリがしっくりくる。

テレビの審査発表を見ながら、一番笑ったのは和牛だなと思い

和牛の優勝を願ったが、銀シャリでも充分納得。

かつては淡々としたボケにおしゃべりなツッコミで

両者が機械作業のように分かれがちで不自然さが目立ったが

今回は二人の絡み合いに自然さが生まれた。

アキナは審査員が声色の良さを褒めていて、なるほどなと感心。

カミナリは、クレームがつきやすい今の時勢では珍しいほど、ツッコミが強くどつく。

ネタ内容が川柳とシニカルで、そのバランスが価値なのだろうな。

男女コンビの相席スタートはキャラ推しで、自分達をタレントとしてこう扱ってくださいという

コマーシャルのようなネタだった。

野球ベースで丁寧に丁寧に女ボケのキャラに被せていき

売れるなら今という勢いが伝わってきた。

スリムクラブは登山の天狗ネタですが、まあいつも通りかな。

いつもの期待に応える二人だったし、それ以上の伸びしろがなかった。

今の時代、スリムクラブ風のネタをやる若手が急増している。

敗者復活にもいた。

劇場レベルですでに売れている芸人のやり口を真似ると

客はそのやり口に慣れていて大笑いしてくれるので楽。

だがそれはレプリカでしかない。

売れるための最短距離を狙うなら、スリムクラブ風を避けるべきところ。

それをやり続ける限り、小劇場で女子高生に人気の芸人というカテゴリーから抜け出せない。

本当なら後進はスリムクラブをさらに超えるものをやるべきだが

実際はスリムクラブ本人達の上手さ、情報量の濃さ、難しさを改めて気づかせるものばかり。

ハライチは唯一のめり込めず、ツッコミがいつもほど輝いていなかった。

小さくまとまってしまった感じ。

漫才として評価されるならこうした道なんだろうが

ツッコミを最大限生かすという従来の路線の方が単純に大笑いできた。

さらば青春の光は、コント芸人にありがちな、漫才自体をコント化したようなネタに思えた。

すんなり内容が伝わってくるわかりやすさ、演じるに上手い、でも余り面白くない。

銀シャリの一本目は面白かったし、文句なしの優勝です。

和牛はもっと進化できるのかもしれない。

三四郎は敗者復活でも余り良い順位ではなかったが、今後評価されることに期待。

三四郎が売れる世の中でありたいものだ。

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2016年10月 2日 (日)

キングオブコント2016  ライス優勝

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キングオブコント2016。

漫才のM1と比べて地味であり、コントという表現に優劣が到底つけられないのだが

つけて業界活性するお祭り。

吉本が吉本芸人を売り出すための番組だが

審査員が5人中4人がホリプロというおかしさ。

バナナマン、さまぁ~ず、松本人志。

これだとホリプロの芸人さんがなかなか残れないし、残ったとしても点がもらえないね。

1stステージ、一組目はしずる。

刑事コント。

イメージトレーニングもののコントは舞台化しやすく多いのだが

イメージトレーニングではなく、犯人がつかまったあと誰もない建物に乗り込む設定。

クレバーなコント。

あんまり面白くなかった。

審査員が各100点、500点満点中443点。

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ラブレターズ。

野球拳の曲に合わせて高校野球選手の人生。

片方が歌って、片方が演じて。

まあ、なんていうか、全然面白くなかった。

もっとポテンシャルの高いコンビだし、このネタを持ってくるというのは咬ませ犬だ。

424点。

ただこのコントは野球好きな人が見たら大笑いかもしれない。

特に甲子園が好きな人。

自分はプロ野球はともかく、甲子園はなあ、ちとついていけない。

松本人志のコメントで、二人の絡みが見たかったとあったが

それを言ってはいけないと誰もが念頭にあったようなダメ出し。

司会の浜田さんの登場シーンといい、このコメントといいダウンタウンはすっかり師匠だ。

みんなから愛される師匠。

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かもめんたる。

遠距離恋愛の恋人のもとに念を送ったという彼氏。

驚く彼女。

幽霊のような彼氏が彼女を混乱させる。

起承転結もあって面白い。

444点。

かつてのように若手が点をつけるなら高得点になりそうだが

ベテラン的に価値をつけづらかったか。

奇抜な設定だけで逃げ切りとマイナスにとらえる面もあったろうか。

一つ一つの笑いどころの弱さか。

面白かったですけどね。

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かまいたち。

誘拐され、同じマジックネタだけを見せられ続ける。

あまりに馬鹿馬鹿しくてテレビを見ながら大笑いしてしまった。

松本人志の映画のネタとも被るあたり、意図したものか。

昨年のロッチに近いものもある。

オチがすべて同じ。

かまいたちのネタはボケの顔芸だけという印象があったので

きちんとコントをやるんだなと感心した。

458点。最高点が出た。

言葉のやりとりより、視覚効果でもっていくコメディアンの本領。

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ななまがり。

サラリーマンが通勤途中で異常者に出会い、仕事が頭に入らなくなる。

頭の中の葛藤をボケが具体化して演じ続ける。

ナス持ち上げるときだけ左利きだよ。

そこそこ面白かった。

出だしの設定だけで終わらず、丁寧に作りこんでいる。

そういうとこだよな、お笑いにしても小説にしても。

430点。低かったね。松本点だけ極端に低い。光るものがなかったということかな。

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ジャングルポケット。

トイレの惨事。

誤って使用中の個室のドアを開けてしまったところから

さらに三人目がトイレに現れての誤解。

展開の合間に挟まれる個々のギャグも面白い。

466点。最高点。

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だーりんず。

出産の際、なくなった母。

その母の連れ子だったことを知った息子。

育ての父が童貞だったことに驚く息子。

父の童貞について引っ張っていく。

シニカルにそれほど面白くもなく苦い。

431点。

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タイムマシーン3号。

学生コント。不良といじめられっ子のデブ。

デブの体からエンドレスで小銭があふれ出る。

これまで見たことがなかった光景。

飽きずに延々と展開し続ける。

こんなの見たことないという点において面白いし、

視覚効果だけでなく音も加え、コメディアン的。

これは評価が欲しいな。

でも審査員の五人がどちらかといえば、そっち側の芸人ではないのが難点。

志村的な世界だよな。ドリフターズ的。

445点。まずまずな順位。

この審査員の面子でなければ、もっと高くていいのでは。

だがこの面子でもこれだけ点がつく。

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ジグザグジギー。

定食屋でみかけた達人。

ハエを箸でしとめ続ける。そして汚い箸を使い続ける。

やんわり確実に面白くですね。

プロフェッショナルな流儀。

433点。

まあこんなもんかというところ。

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ライス。

銃を突き付けられたあとの展開。

昔からコントに多い設定だが、しれっとせずハイテンションでボケていく。

一本調子であるので、食いつけたら爆笑だが

食いつけずに流れてしまう恐れもあるコント。

会場ウケを重視して466点。

やはり会場ウケが大事だな。

それ以外の尺度で図るのが結局難しい側面もある。

会場の若い女性達にウケるという重要な要素。

まあ、それでいいのかもしれない。

ただこれは食いつきの部分で難しく、入り込む隙が狭いネタと思った。

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ファイナルステージ。

1stステージ5位のかもめんたる。

ヒッチハイクしたトラックの運転手の冗談に困る。

それほどパンチは強くなかったな。

439点。

1stステージとの合計は883点。

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1stステージ4位のタイムマシーン3号。

自宅で演劇の台本の読み合わせ。

役になりきるデブ。

最後ちょっとシニカルな方向に走ってしまったかな。

448点。

合計は893点。

目の前の客を相手にライブ感をつかみやすい二人だが

テレビのフィルターを通した先まで、その全力が伝わってこないのが難点か。

良くも悪くも動物的反応であり、ショーパブ芸の歴史を引き継いでいる。

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1stステージ3位のかまいたち。

学校コント。給食費がなくなった。窓ガラスを割ったものがいる。ブルマが盗まれた。

犯人の生徒が他者を断罪し続ける。

テンポがよくて面白かった。

456点。

合計914点。

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1stステージ2位のライス。

店員にびっくりさせられて、おしっこを漏らしてしまった客。

客が逆ギレ。

破壊力はそれほどなかった。

だが採点は破壊力があった。

470点。

合計936点。

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1stステージ1位のジャングルポケット。

病院コント。

余命三分ですと医者に宣告された。

診察室で夫婦で思い出作り。医者も協力。

CMのあと採点結果。

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シソンヌの不可解なコントを挟んだあと結果発表。

ジャングルポケットの得点は464点。

合計930点。

ということで936点のライスが優勝。

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ライス自体、馴染みがないというハンデがあり

ジャングルポケットは逆に売れっ子で、何をやっても面白い。

そんな中、バナナマンの採点がライスに肩入れされた。

他の三人はジャングルポケットの優勝を望んでいただろう。

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今回一番面白かったコントはジャングルポケットの一本目かな。

トイレコント。

前回のロッチもそうだけど、そうしたコンビは優勝しないね。

一番面白かったコンビはかまいたち。

顔芸でもってくだけかと思ってたら、ずいぶん進化したなあ。

優勝したライスは、目の前でネタを見ていて、世界に入りこめたら面白かったろう。

だが私は最後まで入りこめなかったな。

とはいえ、ライスのお二人、優勝おめでとうございます。

バナナマンに評価されたライス。

食べ物系ですね。

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2016年3月 9日 (水)

R1ぐらんぷり2016  ハリウッドザコシショウ優勝

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ピン芸人日本一を決めるR1ぐらんぷり。

昨年優勝した、じゅんいちダビットソンがブレイクしただけに期待が集まる。

コンビネタよりピン芸の方が、演じるクウォリティもネタ作りも難度が高まる。

熟練した芸を見せてくれる点では安心だ。

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まずはAブロック。

エハラマサヒロ。

物まねではなく、歌ものへのツッコミコントだった。

音楽プロデューサーとなり、ドラえもんのテーマソングをいじっていく。

秀逸だが飛び抜けたものはない。

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続いては小島よしお。

ピン芸なのだが二体の人形を扱い、トリオコントとなっている。

これは意外な絵だった。

ショートコントを続けていく。

どれもつまらないのだが、楽しい雰囲気が作れていてテレビ的だ。

つまらないのに、ずっと見ていたい。

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シャンプーハットこいで。

フリップ芸。

ずらしていくわけだが、ホップステップまではいいのだが

ジャンプでわけわからなくなり、さらに第四段階で意味不明になる。

この芸人さんのセンスなのでなんとも。

無理にピン芸でフリップやらずに、人数を増やして実演すべき内容にも思えた。

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サンシャイン池崎。

音響が不具合あり、いまいち声が聴きとりづらい。

これは大きなハンデとなった。

正直、何をやっているのかさっぱりわからなかった。

石油でウォシュレット、など一つ一つのギャグは密度が濃く

動きもあるのだが、いかんせん伝わりきらないで終わる。

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エハラマサヒロさんを推したい。

お茶の間投票のトップは小島よしお。

見た目面白そうなので納得だ。

審査員の投票でも小島よしおがトップに。

小島よしおが勝ち抜き。

まあ納得ですな。

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Bブロック。

ハリウッドザコシショウ。

芸歴24年目。

ついに表舞台に出てきた。

ものまね。

ものまねをやると見せかけて、自分のギャグをやっている。

似てないものまねで笑われるのではなく

勝手にギャグを創造している。

芸風としては、そもそも意味不明なオリジナルギャグをやる人が

なんとか世間との橋渡しを考えたすえ

ものまねという入り口を作り、それにかこつけて相変わらず

オリジナルギャグで弾け飛ぶようだ。

この手のイカれた芸風のピン芸人は昔から多いのだが

そうか、似てないものまねを入り口にすれば、世間と繋がれるのだと新発見だった。

ものまねという入り口がなかったらテレビとして論外だろうし

本人もこの導入をよく生み出したものだ。

だがテレビ画面を通してみて、それほど面白いわけではない。

小劇場で直接見たなら爆笑しそうだ。

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おいでやす小田。

バイトの面接。

架空の相手にボケさせて、自分がつっこんでいく。

オーソドックス。

ハリウッドザコシショウのあとだと、この芸は弱い。

ネタ順に泣いたな。

運がない芸人だ。

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横澤夏子。

架空の彼氏を相手にレストランでの芝居。

お手洗い部分で内面を演じられる構成は素晴らしい。

上手いですね。

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ルシファー吉岡。

先生コント。

架空の子供たちのボケに対し、それを肯定して褒めたたえる。

ただ叱るわけではなく、肯定の先に将来を夢見させる。

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ハリウッドザコシショウ以外はすべて上手い。

どれを選んでいいかわからない。

突き抜けない。

ハリウッドザコシショウはどうだろう。

Bブロックで推したい芸人が見つからないが、無理に推すなら、うーん、やっぱりいない。

ハリウッドザコシショウのあとにやられても、くすんでしまう。

お茶の間投票では横澤夏子がトップ。

審査員投票はほぼ全てがハリウッドザコシショウへ集まった。

これは極端だった。

ハリウッドザコシショウが勝ち抜け。

他の三人はグループ分けが違っていたら、評価が大きく変わったろう。

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Cブロック。

厚切りジェイソン。

日本のことわざに疑問。

全部つまらなかった。

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ゆりやんレトリィバァ。

横澤夏子より、ゆりやんの方が安心して見られる。

女を笑っていいか、これは女芸人が抱えるハンデだ。

人前で女を笑うことの申し訳なさ。

横澤の演技に感化される大変さより

ゆりやんを手放しに笑う方が楽。

見てる側の怠慢と言われるかもしれないが楽だ。

ネタの一つ一つは面白くもないし、オチてもいないが

わかりやすい。

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とにかく明るい安村。

昨年優勝したじゅんいちダビットソンも売れたが、さらに売れた安村。

昨年のR1が豊作だっただけに今年のR1に注目が集まっている。

期待が高すぎたかもしれない。

体育会な言葉の訛をいじる。

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マツモトクラブ。

父と子供の再会。

再会ネタが並列に続いてしまう弱さがあるものの

それを言葉やフリップではなく、実際に演じることで乗り越えている。

やはり芸人の旨味はそこにある。

お笑いだから面白ければなんでもよく、言葉だけでもフリップだけでもいいのだが

演じられる面白さは図抜けている。

ストーリー全体にオチもついて良かった。

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マツモトクラブを推したい。

お茶の間投票はマツモトクラブがトップ。

やはりな。

審査員の評は割れた。

ゆりやんレトリィバァが勝ち抜け。

ゆりやんも面白かったので満足だ。

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ファイナルステージ。

小島よしお。

また人形二人を連れてのマリオネット芸。

平和な空気。

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ハリウッドザコシショウ。

またもやものまね。

生で見たら凄いだろうな。

長渕剛と古畑任三郎は誇張だなと思え、作品力を感じた。

まんが日本昔ばなしが唯一似ているのだが

それを、先の二つの間に入れてくることでグルーブが生まれ、上昇気流となった。

適当にやっているようでいて計算高い。

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ゆりやんレトリィバァ。

OLネタでマイクパフォーマンス。

シモネタばかりなのだが、安定して見られる。

さすがだ。

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ファイナルステージで推せるとしたら、ゆりやんかな。

この芸人の安定感が快感になってきた。

ゆりやんのあざとくも馬鹿らしさが好きになる。

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お茶の間投票でまさかのハリウッドザコシショウがトップ。

受け入れられてるね。

審査員投票はハリウッドザコシショウが圧勝。

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ハリウッドザコシショウがR1ぐらんぷり優勝に決まった。

見事なもんだ。

自分の世界をよくぞ貫いた。

これがOKな世の中になれば面白い。

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2015年12月24日 (木)

THE MANZAI プレミアマスターズ

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コンテストはやめて漫才番組に戻ったザマンザイ。

トリの爆笑問題は相変わらずの快調さを見せ

まったく衰えていない笑いを見せてくれた。

97年の正月に、当時あった渋谷公園通り劇場で爆笑問題の漫才を観た。

吉本の劇場なのだが当時は東京吉本が手薄だったこともあり

祝祭日の公演では様々な事務所の芸人が出ていた。

あの頃と今とでなんらスタイルは変わらず

スピード感あるボケの連発で最初から最後まで突っ走る。

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一発屋を次々と送り出すサンミュージックから

メイプル超合金が表に出てきた。

プロレスラーのような金髪男に、極度に肥満した女。

パワフルだ。

なぜサンミュージックのお笑いがこうした系譜になったのかといえば

サンミュージックが集めているわけではなく

勝手に集まってしまっているのが事実だろう。

一発屋の芸風ならサンミュージックが評価されるはずだと日本全国から志願者が来る。

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そもそもの原点はダンディ坂野だろう。

どこのライブにでも出られず芸人未満だった彼が

唯一出してもらえていたライブは、

区民会館の茶室に座布団を敷いただけのお笑いライブだった。

見る者はチケットもなくお茶菓子代を申し訳程度に置いていくだけ。

その主催者がサンミュージックに呼び戻され、お笑い部門GETが生まれたのだが

そのまま付いていったダンディ坂野。

彼がブレイクしたことで、それから20年弱、このような状況が巻き起こった。

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2015年12月 6日 (日)

M1グランプリ  トレンディエンジェル優勝

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昼間の敗者復活戦を見ていたが

寒いなか屋外の会場で、やる方も見る方も大変なものだ。

女芸人が短い持ち時間でも突き抜けていたなあ。

相席スタートの自信あるブスネタは

芸人本人が全身全霊を尽くして捻り出した感じが素晴らしかった。

尼神インターは何度も見たことあるネタだが、相変わらず面白かった。

ブスな女がポジティブに自信を持つ相席スタート、

ブスな女が天然で可愛らしく振舞う尼神インター。

この二組が敗者復活戦のなかでは輝いていた。

あとの18組はみんな面白いとしか言いようがない。

どれか選べなんて言われても無理。

たぶんファイナル進出したコンビ達と差はないはず。

あるのは旬なのか、運なのか。

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過去のM1王者達が審査員として登場し、いよいよスタート。

    

メイプル超合金。

極度に太った女性と筋肉質の金髪男のコンビ。

極度に太った女性がツッコミなんだな。

つねにまともを貫いている。

トータルテンボスでアフロがツッコミなのと同じぐらい

もったいないのか、それが良さなのか判断つかない。

漫才が終わったあとのMCで、金髪男の真っ赤な格好がコブラを意識していたことが判明。

それをもっと早く認知させた方が良かったかも。

    

馬鹿よ貴方は。

おにぎり屋の店員がツッコミで、買いに来た方がボケ。

オーソドックスに店員側をボケにしなかった点で

たぶん本筋から離れていくネタ展開かなと思ったが、実際そうなった。

大丈夫?を延々とやり続けるカオス。

小劇場で場内が爆笑しそうなギャグだが、テレビでアップだと引く人もいるかも。

   

スーパーマラドーナ。

今回のM1グランプリの中で、この人達のネタがもっとも面白く、技巧や技術に長けていた。

落ち武者を見た話をボケがし出すのだが

ボケが一人暮らしの女の子の家に遊びに来た話となり本題に入らない。

ボケが何役も自分で演じ、ツッコミがそれを中継するように解説する流れ。

コンビの間合いといい、ボケの演じ分けの調子といい、

最後に落ち武者が出てきてヒートアップしてくるところといい

どこをとっても素晴らしかった。

本来ならボケだけの独壇場になるところを

ツッコミの威圧感が上手くまとめていた。

お笑いコンビといえば似通った二人でやるより

このような真逆の二人が組んだ方が面白いし

あと一歩、点数が伸ばせなかったのが残念。

3位との差は余りない。

スーパーマラドーナなら幾らでもネタがあって

最終決戦でもう一本となっても、クウォリティは落ちなかったろうし。

個人的にいち押しのコンビだけに残念。

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和牛。

結婚式を抜け出してきた花嫁と求愛された男。

ボケが相変わらずの理詰めパターン。

昨年のザマンザイと比べると

二番煎じであり弱かったな。

ちとパワーダウン。

   

ジャルジャル。

互いに日常的に使わない言葉遣いをしていき

エスカレートしてありえない言い回しやことわざが連発されていき

奇声や舌打ちなど音的なアクセントも挟み

次世代漫才といったところ。

互いに対等なしゃべくりになっているところは

銀シャリよりも、やすきよ漫才に近い感じがした。

ひと技あったことに対する評価があり、だがそれ以上のものが果たしてあるのか。

ジャルジャルはキングオブコントで優勝してほしいものだ。

     

銀シャリ。

やすきよのしゃべくり漫才へのリスペクトがあるわりに

漫才の内容自体はボケとツッコミの分業化がはっきりしている。

丁寧にずらしてずらして

コントならフォークダンスのようなテイスト。

このコンビには躍動感が欠如していて

どうやったら躍動感を得られるようになるか。

それともフォークダンスのように躍動感はないまま、淡々と続けていくか。

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ハライチ。

子供を誘拐したという脅迫電話ネタ。

若手時代のダウンタウンもこの設定で漫才をやっていたし、王道だ。

途中、ボケが異常者な展開を見せる部分は期待したが

そこをあっさり打ち切って、また小ボケが続いた。

今回のM1決勝で最低順位。

大会の決勝の舞台に持ってくるネタではなかったか。

だが前衛的にすぎてもお笑いとは思いがたく、難しいものだ。

     

タイムマシーン3号。

デブと痩せのコンビだが、痩せが何を言っても、デブが太らせる。

最後は逆の展開で、デブが何を言っても、痩せが痩せさせる。

はっきりと裏切ってボケているわけではなく

ずらした先がすべて本人達のセンスだった。

この点においてお笑いというよりアートを感じた。

中川家やノンスタイルが高得点をつけていて

彼らのセンス勝負を支持した。

逆に丁寧なボケこそお笑いだと考えるなら、ナンセンスなのだろう。

4位であと一歩最終決戦に及ばず。

       

敗者復活枠はトレンディエンジェル。

禿げのコンビ。

スタイルがきっちりできあがっていて

禿げネタでどこまで会場を熱くできるか。

昨年のザマンザイの一本目のネタが最も面白かったが

今回も安定した禿げネタを披露していった。

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9組ネタを終えて、1位がジャルジャル、2位がトレンディエンジェル、3位が銀シャリ。

いよいよ最終決戦。

   

銀シャリ。

マンションの騒音ネタ。

ところどころ過去ネタが顔を出し、銀シャリのベスト盤的な内容となった。

相変わらずヒートアップしていく要素がない。

並列関係のボケが延々と続いていく。

ただツッコミの言葉センスは磨かれていて

そこに美しさを見出して大満足な人も多いだろう。

     

トレンディエンジェル。

禿げネタ。

漫才の内容で何をやっていたというより

若い禿と中年の禿が

互いに慰み合いつつも、ボケてはツッコむその姿がすべてだ。

    

ジャルジャル。

笑いのとり方としては一本目と同じ。

M1でこれをやってしまったコンビは、最終決戦で評価が得られない。

大会で優勝することを考えるなら

一本目より弱くなってもいいから、まったく別のネタをやるべきだった。

ネタのクウォリティにこだわりすぎて、勝負することを忘れている。

M1は勝負の場だ。

     

最終決戦の審査はトレンディエンジェルが圧勝。

自分達のスタイルを築き上げ

二本目のネタクォリティも密度が濃く、優勝に恥ずかしくない漫才だった。

これがお笑いなんだ、という審査員達の決意も感じた。

復活したM1グランプリはトレンディエンジェル優勝で幕。

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2015年11月16日 (月)

IPPONグランプリ  設楽統優勝

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お笑い評として気をつけなければならないことがある。

お笑いは見ている側が何も考えずに大笑いできなければいけない、

わからないのは芸人側が悪いのだという前提が強すぎる。

つまらないのは見ている側の能力の欠如であることも多いのだが

それは芸人側の能力の欠如だと簡単に結論づけすぎではないか。

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IPPONグランプリは性質としてはオンエアバトルに近い。

IPPONをとった答えは、審査側芸人の多数決で満点がとれた結果。

万人ウケを突き詰めたものだ。

採点とは関係ないがスタジオ観覧は若い女性ばかりであり

彼らにフィットする答えでなければいけない。

キングオブコントでも思ったが、スタジオ観覧の一般人が若い女性限定というのが

どうも足かせになっている気がする。

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十日前に書き始めた小説も60枚ほどになり

今回は進みが遅い。

というか、これぐらいが普通か。

夏に書いた二作が猛スピード過ぎただけで。

たらたら書いてても積もってくる。

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